備え

さっき、改めて中国のニュース見てたらやっぱり不安になって、急ぎ災害用グッズをとりあえずひとそろえ注文したりしました。
恥ずかしながらまだなんの備えもしてなかったから。ほんとは家の中の防災対策もしなきゃいけないんだけど、それはまた追々。しても今、携帯充電もできる手回し発電ライトラジオ付きとか5年保存水とかいろいろあるんよね。災害グッズも進化してるみたい。まあ携帯なんかつながらないかもしれないけど。だいたい携帯も持って出れるかわからないけど。それでも阪神大震災の時の事を思い出しながら必要そうなものを選んでみた。あのときは私の地域は震度5くらいで、今までに体験したことのない揺れで目の前グルグルまわってて、ああ、これが世界の終わりかと思ったものですが、本棚の本が落ちたり、花瓶的なものが割れたりした以外は直接的な被害はなかった。意外に大丈夫なもんだなと思ったけれど、その朝、不気味にシーンとした街を恐る恐る自転車で走り、会社へ行った。シーンとした街の方が怖かった。詳細な情報はまだ出てなかったので、会社へ向かっていいものかもわからず。着いてみたら会社はまったく無事で、近所に住んでる社員だけが数人通勤できてた。そして朝から社員の人たちの安否の確認とか情報収集とかそういう事しながらも、どうしようもなく待機してニュースみてた。亡くなられた人の数が午前中には数百人の発表だったのがあっというまにどんどん増えて数千人、時間が経つにつれ、被害の大きな地域がありとんでもない地震だということがわかっていったあの日。はっきり今でも思い出します。といっても、私が住んでた地域はすぐに日常生活がおくれる状態だったので、ほんとうの大変さは実はわからないんだけど。知り合いや会社の人で被災した人は多かった。マンション倒壊して生き埋めになって3日後に救出された先輩もいたんだけど、その先輩はその後PTSDで長い間苦しまれていた。倒壊するのはほんとに一瞬の事だそうだ。ドンと来たと同時に倒壊。何が起こったかわからなかったらしい。そんな地震にあったら備えも何もだとは思うけど、もしそれほど被害が大きくなくて、体も無事ならばライフラインが断たれたとしても多少の備えがあれば自分の分はそれで少しはまかなえたり、誰かの役にたてるかもしれないし、少しはいいんじゃないかと。こういう準備をしながらも、大地震が来たときにどうすればいいのかどうなるか、なんてことはほんとはよくわからないし、地盤の違いやなんかで受ける被害の大きさも変わってくるだろうとかいろいろ考えるともうどうしようもない気持ちになるけれど、地震が起こったときどうするか、助かったときどうするか、ちょっとでも心の準備をしとくだけでもいいんじゃないかと。