レインボー7感想

出遅れてますがめげず。えっとクオリティがどうだとか完成度がどうだ、とか不安に思うところはちらちらありますが、それよりも私の中では楽しさや愉快さが勝っているので基本誉め誉め。以下おおげさめに誉めたい暴走気味な感想書いてます。



初め聴いたとき、もう本当に楽しかった。アルバムの新しい曲をコンサートでやったらこんなだろうか、よっすはこういう煽りをするんじゃないかなーとか想像してすごく楽しかった。一曲一曲が新鮮で面白くて、コンサートの初日公演でわーこんな曲がってわくわくしながら丁寧に聴く感じで楽しみました。
全体感としては、もう狂ってる、狂ってる誉めてる狂ってる。愉快。よっすがリーダーの時にこんな狂ったアルバムを出してくれて嬉しい。新しい娘。の姿は旧娘。やハローのさまざまなユニットを飲み込んでぐるぐるした先にあったんだーとさえ思う。去年までがどうも他のユニットに提供された曲を作るときに同じような候補曲ができてそのBな出来の曲を娘。にまわされてんじゃないかと疑ってたんだけど、今回もそんな曲がちらほらするなーとも不安に思ったりもするけど、現娘。のスキルがあがってるだけに、そんな不安な気持ちをふっとばしてくれた感じがする。そりゃアレンジの貧相さとか金かかってなさそーな感じもするけれど、1曲目でほーじんとか使ってどかっとこさしてるし、青空なんかもホーンセクションいれてなんとかきらきらさせているのであまり貧乏くさくならない最低限の工夫をしようとしたんじゃないかと思うんだけど。そんなネガティブな現状に反して今、娘。たちの声がいきいきして跳ねてる感じがすごくいい。バックトラックの貧相さを自分たちの力で押し上げてる感じがして頼もしく思う。特にキャメイの声がしっかりした感じがものすごく良かったし。よっすの多彩多芸さが楽しかったり。行け、もっと行けー(なんだか煽ってみる)。歌い込むにつれどんなにレベルがあがっていくのかと思うと、どんなに狂ったステージになるのかと思うと、今度のコンサートがほんと楽しみやねーん、楽しみにしすぎて逆にこわいねーん、頼むよよっすぃ〜


以下聴きながら思ったことをだらだらとまとまりなく。調子に乗って穿った視点の楽しい感想に私としてはなってます(のつもり)。

1.HOW DO YOU LIKE JAPAN?~日本はどんな感じでっか?~

もうイントロからテンションあがる。ライブで楽しいのは間違いないという曲で嬉しい。何回聴いても楽しい。でもラップは前時代的でだいぶんがっかりなのの上に、HO-HO-の男声はヒップホップってより、沖縄民謡風でもっさりしてますが、このもっさり感が娘。味どころなんだろうかなと改めて思う。かっこ良すぎてもダメなんでしょうね。ハウジューと聞こえるハウドゥユーが個人的にはピンポイントに好き。ジュがねー好き*1。この歌がどうとかではないのでアレですけど。
ぷるっぷーはよっすぃですか?マコトにも聞こえて微妙ですが。

2. THE マンパワー!!!

この曲は石川卒コンのオープニングイメージが強いので初めて聴いたときは私の中で浮きまくっていたのだけれど、何回か聴くうちにしっくり来てる。

3. 青空がいつまでも続くような未来であれ!

この歌をライブ終盤で聴いたら泣けるなーっていうか、聴きながらちょっとぐっときた。こういうまっすぐな歌でぐっと来るとは私も歳くったか、今初心を思い出すべきときだからか。そんなだから好きな曲です。それにめずらしく、詞に意味が通ってて安心感がある。普通に安心感があるってのも重要だと思うし。みんなで合唱ってのもいい。私としてはオールフォーに似た楽しさがある。

4. 大阪 恋の歌

この一年ほんと濃かったので、やっぱり遠い日の事のようで今更感があるんだけど、お得トラックってことで。

5. INDIGO BLUE LOVE

キャメイの声がほんといい。すごくしっかりしてきている。ちょっとビブラートのかかった奥の方に少しハスキーさを含んだキャメの声がすごくいいなーというのが、今回のアルバムの一番の収穫かもしれない。

6. レインボーピンク

もう道重の台詞回しに笑い転げながら楽しく聴いた。で、台詞も噂通りすごくて楽しいんだけれど、歌がはじまってびっくり。かわいー。ちゃんとアイドルポップっていうかI Dollなポップ。アイジャスフォーリンラーブっていう発音や声の高さがかわいすぎー。こういうかわいい曲昔あったような気がするんだけど、なんだっけか(最近ほんとにいろいろ思い出せない)
ふたり一緒に言う台詞が微妙に高低ハモっててびっくり。この曲は台詞がキモキャワおもろいだけじゃなくてそういう細かい作り込みができてる感じなのが面白いと思う。道重の台詞言った後の余韻とか*2
えっと、台詞の部分、実際のコンサートで重ピンこはっぴんと一緒に同じ台詞を観客が言うの絶対禁止な*3

7. 色っぽい じれったい

大阪もこれも加わって、このアルバムが台詞曲満載となってるところがなんだかすごい。

8. 無色透明なままで

はじまりがよっすでどきどき。まだ声が固いなー。よっすぃ〜パート聴きながら一緒に音を取る感じでうなづきながら聴いてしまいました。ライブで歌い重ねるにつれてまろやかになっていくと思うので、そこに期待*4

9. パープルウインド

これは「初夏には海へ行きたい」っていってたピンクのアンサーソングとして聴くと楽しいと思います。そうです、紫の風はよっすの事ではないかと妄想するキモ吉オタでっす。ピンクたちが好きだという、自然とラブラブ光線がでちゃうのは紫の人に向けてかと。こう聴くと会社では地味だという女子がビキニにヨットパーカー*5着て海にいるというシチュエーションもこの曲調も昔風な、私がちょっと苦手風味な曲も楽しく聞けてくるので不思議です。ああ、紫の風よ、行け!(いや行かないでって何のドラマチックだ私)ってフェイドアウト?それもすごい早いフェイドアウトって何表現?このフェイドアウトがこの曲がなんちゃって歌謡曲だったのだと思わせてくれていい感じです、という捉え方でいいのだろうか?とにかく何回も聴いていたらどんどん好きになってきた曲です。

10. さよなら SEE YOU AGAIN アディオス BYE BYE チャッチャ!

好きだー。しゃらーんらしゃららと繰り返して観客に呼びかけるその感じが愉快で愉快で。この感じなんかの演劇っぽい気がするんだけど、なんだっけか*6
よっすの台詞、最高。なりきってるよこの人はーと笑い転げてたら、最後のチャッチャーの最後の吐いた息に身もだえました。ちゃっちゃあっのあっのとこ。この歌ライブでほんとに最後にやられたら、たぶん叫び倒して悶え死ぬことであろう。どうしよう。さて、このよっすは亀梨くんライブMCに匹敵できているだろうかー?たぶんできてる(吉オタだからさ)
あと、キャメイの「神様は私をみてくれています」って何確信だよって吹き出してたら、道重の「見えますか」の発音に転げた。ちょっと声が裏返りかけてる感じがイカレてる!ばかばかしくて最高。
再会しましょう至福の三原色ってのは光の三原色ってことでテレビの事かとふっと思ったけどブラウン管は赤緑青の光の三原色で構成されているんですよね液晶テレビは知らないけどってだったらもっと出てーー出してあげてーそれかあれかパソコンの人か何度も会いたい至福の三原色とか100年後も素敵な私たちとか100年後もネットの片隅に漂う娘画像、とか想像してひとり盛り上がってたんだけど。え、でも赤くて緑で黄色いですねって初めに歌ってる。なんだそれはなんだ。至福の三原色ってなんだ。RGBじゃないのか?

11. 直感2~逃した魚は大きいぞ!~(全くその通リミックス)

狂ってる。こうなら歌も取り直せばいいのに。第六感のままだから歌がまったりすぎる気が。賛否両論あると思うんだけど、これをここまでいじったことで勢いがついて、このアルバムのスピード感みたいなものが良い意味で維持できているとも肯定的にとらえています。直感はソーラン節だよねーとまあ普通に思っていましたが、ついに「どっこいしょーどっこいしょー」の合いの手が入りましたな。

12. 女子かしまし物語3

もういらないかもーと思いつつくっすみくっすみが入っているので吉とか、こうなりゃずっと毎アルバムでやればいいと思うよ。どんどんグルーブ増してるしね*7
くっすみの後のつんく声「いっちょめ、わーお」で東村山音頭かよっと愉快。いっちょめじゃなくて、いっちょまえ(一人前:関西弁)かなーと思うのだけど。
れいなの「決めたけん」が、か、かわいいー。決めたけん。もう決めたけん。かわらんもん。いいわあ。*8
お母さんじゃありませんのよっすっがいいわあ。今回もキャメの母君です。

あと

ジャケとか

背のところのチェックがかわいくて店頭で映えてる気がしてちょっと嬉しかった。
タイトルのところのピンポイントレインボー、虹色かと思いきや赤橙黄緑青の6色です。7色目はレインボー7のバックの白=無色ってことですかね。紫がないんですけれど。よっすぃ〜、紫がないよ。

ジャケ&初回特典写真集はいろんなオードリーよっすがみれていいんですけど、なんかBポジ全部使いましたって感じなのがドキドキします。もっとメイキングっぽい生き生き表情だったらいいのになー。と思いながら。

つらつら暴走感想

何回か聴いてみて何が楽しいのかずっと考えているのだけれど、娘。自身だけでなく、ハローや、アイドルそのものやテレビまで飲み込んでパロディにしようとしている感じなのかなー、とまでも思ったりもしてきて。いろんな女子アイドルグループが続々出てきている中で、今の娘。は各メンバーのスキルがほんとに上がって全体的なレベルが安定してきているところがほんとうに別格だと思うんですよ。で、まっすぐな歌もちゃんと生き生き素直に歌えるけれど、コントやなんかで培ってきたおもろキャラも確立してきているし、何よりアホみたいな数のコンサートをこなしてきているわけで。そんな現娘。だからこそできることってのが、こういう事かもしれないなーとか思ったり。ほんと色とりどりで愉快なんだよねー。前向きに愉快。私がよっすなんかを見るときにアイドルなんだけどアイドルらしからぬはじけかたをするところが痛快でそういうところも好きなんだけど、最近みんな洗練されてきてちょっとかわいくなってきたからって可愛さばっかり追求する感じとか違うんだよーそれだと他にもかわいいアイドルとか歌手とかいっぱいいるんだからさーマジ萌えばっかとか違うんだよー娘。ってのは、そこで勝負したら他のほんとにかわいいとことかに負けるんだよーってうっすら危機感すら感じていたんだけど、このアルバム聴いてちょっと安心した。きしだんさんやはるかりさんや、ベリさん、プロ桃子でさえもここまでのアイドルそのもののバリエーションにあふれたパロディはできんのではないかと、だって歴々娘。のセルフパロディができるのがなんといっても強いとか。これはねえもうロックだ、いやパンクだニューウェイブだ(苦笑)。まあちょっと穿った見方だけども。おもろかわいいって事でいいんじゃないかな。しずちゃんに負けないようにね。おもかわ(ださ)。いやほんともっともっとやってもいいんじゃないかなーと思うんだけど、さよならさよならと言われ過ぎるのでここでほんとに終わるんじゃないかと気が気でない。春コンでアレはないと信じてるけど、次のアルバムはあるんだろうか、とかふと心配になる。いや、卒業さえもビジネスにし続けてなんだかなーとオタでさえなってる娘。のセルフパロディなのだよ、さよならとかいって終わりませんよこれからは、とか、こういうことでどうっすか?気休めに。アレンジやバックトラックの貧相さを考えると、次にこれを進化させるのは今のクリエイティブでは難しい事かもしれないとなんだか思うので、このアルバムでもうひとふんばりしてもっとやりきってほしかったとさえ思う*9。もっと行ける今の娘ならもっと行けた。惜しい。予想外に高いレベルで本当に惜しいと思っている*10。でも楽しい、ほんと楽しい。コンサートはいったいどのような事になるんだろうか。期待しすぎてしまいそうで逆にこわいんですよ。ああ、よっすぃ〜!!(困るとすぐ呼びかける)はっ、なんだか暴走してしまった。

*1:同じニュアンスでレインボーピンクのアイジャストフォーリンラーブのジャスが好き。あんまり口開けないでジャスって言う感じ

*2:ここで小春のきゃはっはちょっと浮いてた。そりゃそもそも浮く言葉なんだけど、言い切れてなかったねえ、私としてはすごく惜しい。きゃは、は無くてもじゅうぶん成り立ってたとも思うし

*3:この前の秋コンで小春のMCを全部小春と一緒に声を出して暗唱してた男が私の後ろにいていやだったのだー。男声でサラウンド状態なわけですよ、居心地悪いったら

*4:それにしてもハローの人たちのスローな曲の発音をきれぎれにするのはもういいかげんやめた方がいいのでは、とこの歌もだし、まっつーごっちんを聴いていても本当に思う。歌詞が伝わってこない。たぶんつんくの仮歌とかそういうニュアンスなんだろうけど、たぶん表現しきれてないんじゃないかなー。こういう歌はもっと歌い込んで丁寧にレコーディングした方がいいと知らないなりに思ったりするんだけど、どうなんだろう。スタッカートみたいなのもほらこう余韻とかそういうニュアンスがあってこそじゃない。はねてるけど残響みたいなものを生かす感じっていうか。よくわかりませんが。今娘活舌が良くていいなーと思うわけですが、アップテンポの曲ではすごくいいんだけど、スローな曲はもちっと丁寧に音をつなげて欲しい感じ

*5:ヨットパーカて!!どんなだっけか。薄いやつでしたっけ

*6:王者館だっけか。ベタな昭和歌謡風なのをみんなで合唱しながら独白、王者館だっけか。いや思いだせない。王者館好きだった。いやだから王者館じゃないと思うんだけど。なんだっけか。ふっと農業少女とか思い出すのだけれどそれも違うわな。なんだっけなー。なんにしても好きだー

*7:エルダーバージョンもあるってことはこれでキッズ以外はハロメンみんなあるのかって中澤さんがないか、がっくし

*8:福岡弁かわいいよねえ。さゆももっと山口弁でしゃべってほしいなあ。広島弁にもちょっと似たじゃけえな方言も好きなんだけど

*9:でもアディオスの最後のよっすの台詞でもう何もかもふっとんでしまう。あれのおかげでやられきった。ありがとう、よっすぃ〜

*10:このアルバムを聴いた愉快なコンポーザーの人が娘。に食指を動かしてくれることを本気でで祈ってる