大臣

リボンの騎士サントラが届きました。台本付きの。台本にはさまれていたものや、CDの歌詞カードの冒頭にある、演出家木村さんのメッセージがどこまでも真摯な感じでありがたい内容でした。さすがたからづか。
台本もちらっとだけ読んだけれど、なかなか面白そう。CDはよっすぃ〜とふじもっさんの「大臣の願い〜魔女」だけとりあえず一生懸命聞き、あとはかけっぱなしにしてたんですけど。よっすの事になると甘いくせに心配なのでついつい辛口っぽくなるんですけど、よっすぃのソロ部分はちょっとまだ声がのびきっていないところがあるのかなあ。不安定なところが時々あるような。でも最後、ふじもっさんとからんでいくところは、ふじもっさんんの艶と伸びがある声にひっぱられたかのように、素晴らしい響きを生んでいて、ちょっと鳥肌が立ちました。よっすぃはステージではのびのびと、予想以上のパフォーマンスを見せてくれる人なので舞台本番を楽しみにしていようと思います。

後、びっくりしたのは、フランツ王子の「あなたに会いたい」の松浦さんの歌い声。何気なく聞いていたら、すごく耳に入ってきて、びっくりした。誰?これ歌ってるの?えーあやや?凄すぎる、って感じ。いつも聞き慣れたあややの声ではなく、フランツ王子としての声だった。声の伸び、響き、安定感共に素晴らしく、そしてきちんと伝わってくる。ゲストが松浦さんの日にも観劇する予定なので、ちょっと楽しみです。

さて、そんなことから、あややにしろ、ふじもっさんにしろソロ体験のある人は、やはり1曲通してちゃんと伝えるだけの技量と、表現力がついているのだな、と強く思い(それはソロパートが比較的多い高橋さんにも言えることかも)、それは、先にある才能なのか、経験からくるものなのか、もちろん両方だとは思うのだけど、そういう事をぼんやり考えながら聴き終わったのでした。

まあ、そういう事を思ったのは、実はミュージックフェア21を観たときも、そしてさかのぼって 吉澤・里田ディナーショーの時にも、やっぱり思うところがあって。よっすぃ〜はソロパート、それも多めに与えられたソロパートになると、とたんに自信なさげな、もう少しかわいらしくいうと、はにかむ感じがあるなーと思っていて。どこまで声をだしていいのか躊躇してるようにも見えて。時に高音が不安定だったり。よっすぃの歌唱力が他の人に比べて劣っているとは思えないんだけど、どうしたものなんでしょうか。一方、バックで踊っている時には素晴らしく、そして楽しそうで。前に出たときのはにかみ具合と、後ろにいるときの安定感のアンバランスさが長らく気になっている私でした。私はよっすぃに完全なものを求めているわけではないのですが、ああ、惜しい、あと少しで圧倒的なものを獲得できそうなのになーと、と思うことがあるわけです。まあそこがよっすの人のよさげにみえるところでもあるわけですが。そしてそんなよっすが好きなわけだから心配日記を私は書いているのでしょうけれど。